「制約付き生成AIを活用したプログラミング学習環境の開発」
加納 徹(茨城大学 工学部 機械システム工学科 講師)
CHIKUWA (Constrained Hybrid Intelligent Knowledge-based Understanding Web Agent) Editor は、プログラミング学習をサポートする AI ティーチングアシスタントを統合した、クラウド開発環境です。茨城大学の Google Workspace アカウントを持つユーザのみが利用することができます。
本研究は、AIによる段階的なヒント提示がプログラミング学習に与える影響を分析し、教育的有効性を検証することを目的としています。従来の生成AIは即座に解答を提示してしまう傾向がありますが、本研究では認知的徒弟制の理論に基づき、段階的にヒントを提示する制約付き生成AIを設計し、その有効性を授業実践を通じて評価します。
本研究では、茨城大学工学部開講科目「機械学習【機械システム】」の授業内で開発システム「CHIKUWA Editor」を用いたプログラミング演習を実施します。システムは、AI支援機能の利用履歴、コード実行回数、課題提出状況などの学習行動データを自動的に記録します。これらのデータは、研究目的に同意した学生のみを対象として分析します。
この授業の履修者82名のうち、研究目的でのデータ利用に同意いただいた学生を対象とします。同意を得られなかった学生のデータは研究に用いません。授業内容や学習活動に不利益が生じないよう配慮します。
本研究への参加は完全に任意です。同意をしない場合でも、授業の受講や成績評価において不利益を受けることは一切ありません。同意しない場合は、従来の「Google Colab」やその他の開発環境を用いて、同様にプログラミング演習を受けることができます。また、同意後であっても、研究への参加をいつでも撤回できます。撤回を希望する場合は、下記の問い合わせ先または問い合わせフォームからご連絡ください。撤回後は、それ以降のデータを研究対象から除外します。
収集されたログデータには、学内システムIDなどの識別情報を含みますが、これらは匿名化処理を行ったうえで統計的に分析されます。個人が特定される形での公開・利用は一切行いません。データは研究代表者が責任をもって安全に管理し、研究終了後5年を目途に削除します。
本研究は学習ログの分析のみを目的としており、身体的・精神的な侵襲や危険性はありません。
分析結果は、個人が特定されない形で学会発表や論文として公表される可能性があります。
研究責任者: 加納 徹(茨城大学 工学部 機械システム工学科 講師)
メールアドレス: toru.kano.ug34@vc.ibaraki.ac.jp
問い合わせフォーム: https://forms.office.com/r/pt1gN0jTyC
研究実施に関する苦情やご意見等は、下記までご連絡ください。
茨城大学 研究・社会連携部 研究推進課 研究協力係
E-mail: kenkyo@ml.ibaraki.ac.jp
TEL: 029-228-8010
上記内容を理解したうえで同意をいただける場合は、「同意して利用する」ボタンを押してCHIKUWA Editor をご利用ください。同意しない場合は「同意しない」を選択してください。